市販のブラクリと自作ブラクリを比較してみた

SNSのフォローお願いします
tsurikatsuをフォローする
釣り道具

ブラクリ比較 市販 vs 自作

今回の記事は、以前に購入した市販のブラクリと自作ブラクリを比較してみようと思う。

いつ買ったかは覚えていないが、持っていたブラクリは(多分だが)オーナーのテトラ玉3号。

そして比較するのは私が自作しているブラクリ2種(ハリ違い)

全体の大きさ

全くの偶然だが、見た目のサイズ感はほぼ同じ。

以前は、ハリに結んだより糸を13cmで切っていて、写真のよりも全長が1cmほど長かったのだが、製造方法を確立してからは11cmで切り、この仕上がりとなっている。

オモリから下が自作ブラクリの方が5mmほど長い。ハリの長さ、ビーズ下からハリまでのハリス部分も数mmずつ長いようだ。

ハリス部分はブラクリを作る上で一番の難関で品質が安定しない部分で、モノによっては市販品並みに短いものもある、といった感じだ。

ハリ(フック)の比較

自作ブラクリのハリは普段は2種を使っており、状況で切り替えている。

食いだ渋い時はハリのフトコロ(幅)が広い伊勢尻を使っていて、この針の良い所はハリ先がネムリ形状(内側に曲がっている)になっていて、幅広のハリでも根掛かりし辛く食いが渋い時のフッキング率が格段に上がることだ。

普段使いのブラクリには良く使われる「丸せいご」を使っている。

市販ブラクリとシェイプがほぼ一緒だ。

ハリのサイズは若干私のより小さいため、10号か11号が使われていて、分かりづらいが軸にケンが付いていることが分かる。

私が自作ブラクリで使って来たハリのバリエーションとしては、

これだけ使って来たが、今は淘汰され赤枠で囲ったハリだけを使っている。

赤いより糸

恐らく同じ(様な)より糸が使われていると思う。

だたし、市販品は研究の結果なのか分からないが、より糸全体に何かがコーティングされていて、仕掛け全体がフニャっと曲がらないようになっている。また、ミチイト側には赤いチューブが入っていて、これが更にブラクリ全体の剛性になっている。チューブははゴム管よりも細くて固い、よくキス釣りの仕掛けに使われているような「絡み止めチューブ」に近いモノが使われている。

穴釣りを始めた当初は、ネットで「ゴム管を入れると根掛かりし辛くなる」との情報を得て、私もゴム管を使っていたが、根掛かり防止効果は微塵も感じなかったし、コストダウンと制作工程が1つ減る事を理由に今はゴム管を入れていない。

対して自作のより糸は何の加工もしていないので弱弱しくフニャっとしている。

ビーズ

ビーズだが、私が使うビーズはダイソーのビーズ。50個入り110円

市販ブラクリは蛍光ビーズが使用されている。

一応、蛍光の釣り用ビーズは購入してあるのだが、より糸を通す穴が小さくて通しづらいので、今はダイソービーズだけを使用している。

オモリ

テトラを転がり落ちやすいのを理由に、私は丸形の中通しオモリを使っていて、(私が持っている)市販品も丸形を使用。

同じ3号を使っているが、サイズ感が違うのが気になるが、メーカーによって基準が違うこともあるのだろう。

決定的に違うのは

市販ブラクリは「赤く塗装されている」自作は「プレーン」

ということだろう。

昔から「根魚が好む」とさえている赤だが、コレも試していないので本当に効果があるかどうかは分からない

昔のブラクリといえば、涙型というか写真の様な形状が多かったと思うが、今どちらがトレンドなのかを知らないので、今度釣り具屋に行った時にリサーチしようと思う。

実釣に使う場合の考察

海中に沈んでいく時の姿勢

形状やより糸の硬さなどを考慮した上で水中に沈んでいく姿勢と根掛かりする状況をシミュレーションしてみた。

この状態で沈んでいくと思われ、自作ブラクリで魚がバイトした場合、エサと一緒にオモリも咥えてしまう可能性が高く、また市販ブラクリの方が(赤いより糸が固い)フォーリング中にフックポイントが上を向くため、根掛かりも少ないように思える。

仮に根掛かりしてしまった場合、特に狭い穴での根掛かりの場合は自作ブラクリの方が「針の下にオモリを置きやすい」ため根掛かり回避できる可能性が高くなるとも言える。

実釣で使い比べたことが無いのでどちらが良いかは分からない。ただ、多くの研究を重ねた結果が反映されたのが市販品ではあるが、逆に言えばどの場所でも平均的に使えるグレーな仕様になっているハズなので、自分のホームに合っているかどうかは環境によって変わってくるのではないかと思う。

ちなみに、私がホームの内房テトラで自作ブラクリを使う上で、根掛かりが多いとかは気になったことは無い。

ブラクリ比較 市販 vs 自作 まとめ

市販と自作ブラクリの違いは各所に見られたが、決定的な違いは、

  • より糸の硬さ
  • オモリの赤塗装

であることが分かった。

今のところ自作ブラクリに不満は全く無く、しかも消耗品という性質がかなり大きい釣り仕掛けである自作ブラクリをこの仕様に合わせるためには追加費用も掛かるし工程も長くなるため試すつもりは無いが、もし材料が身近で安く手に入るのであれば、そのロットだけは試してみようと思っている。

では、良い釣りを!

 

コメント